FC2ブログ

記事一覧

太宰治「新釈諸国噺」・・・Little Bob

太宰治の文章とは相性が悪い。

織田作や坂口安吾と並ぶ無頼派作家だというので、中学時代に「斜陽」を読み始めたが、2、3行でダメだと分かったので放り投げ、以来、挑戦する気はない。

いや、1冊だけ読んだのだった。

写真の「新釈諸国噺」。

西鶴を骨組みだけ残してリフォームした作品群で、太宰治の言葉によれば「私の気に入りの小品を選んで、それにまつわる私の空想を自由に書き綴り、・・・・私の小説を書き綴ってみたい」。

「走れメロス」のような創作スタイルだと思えばよい。

元が西鶴だから読めたので、彼の第1作品集「晩年」(新潮社)の昭和23年版も持っているが、眼を落としたことはない。



初版は昭和20年1月。

ボクが持っているのは昭和22年1月発行の4刷。

生活社刊。

定価20円。


写真は表紙、目次、奥付の順。



IMGP3321 (354x500)

IMGP3325 (357x500)

IMGP3326 (405x500)

IMGP3322 (342x500)




「破産」の一部だけ紹介しよう。

ボク好みの滑稽譚だからだ。


美作の国に長者がいた。

信じられないようなどケチで財を成した男だ。

実の息子にケチの心根がないと見限って勘当し、養子をとる。

この養子が見込み通りのどケチなのですっかり気に入り、嫁を貰ってやろうと言う。

「その養子の答えるには、嫁をもらっても、・・・ふっと浮気をするかもしれない、・・・私はそんなときの用心に、気違いみたいなやきもち焼きの女房をもらって置きたい、亭主が浮気をしたら出刃包丁でも振りまわすくらいの吝気の強い女房ならば、私の生涯も安全、この萬屋の財産も万歳だろうと思います。」(新字新仮名つかいに改めた)。

男が手を打って喜んだのはもちろんのことだ。


以上で放り投げておく。

調べてないが、太宰なら、多分文庫で読めると思うからだ。




IMGP3320 (500x399)






梅雨が明けたとたん、連日の猛暑に早くもばて気味だ。

夜になれば過ごしやすくなるので、酒でも飲みたいと思うのは人情。

ホームのルイジアナで人気の高かった Little(Lil' または Camille とも) Bob を聴きながら酔っ払いましょう。

I Got Loaded(65年)です。

ソロ名義の曲だけど(オリジナルは Peppermint Harris で51年)、バックはもちろん彼が率いていたバンド Lollipops。

写真のドラムが彼です。

https://youtu.be/Ifo_VDdZm6s







A-2757888-1535508251-3212_jpeg.jpg
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

showhanng55

Author:showhanng55
マイナーな60年代ビートミュージックと駄洒落、読書レビュー。

月別アーカイブ

全記事表示リンク

フリーエリア