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代悲白頭翁・・・・In My Life





咲き誇る桃の花を見ると劉廷芝(りゅう・ていし)のこの詩が口をついて出る。

ちょっと長いが・・




  洛陽城東桃李花  洛陽城東 桃李(とうり)の花

飛来飛去落誰家  飛び来たり飛び去って誰(た)が家にか落つ

  洛陽女児惜顔色  洛陽の女児 顔色を惜しみ

  行逢落花長歎息  行く行く落花に逢うて長歎息す

  今年花落顔色改  今年花落ちて顔色改まり

  明年花開復誰在  明年花開くも復(ま)た誰か在る

  已見松柏摧為薪  已に見る 松柏摧(くだ)けて薪となるを

  更聞桑田変成海  更に聞く 桑田(そうでん)変じて海と成れるを

  古人無復洛城東  古人洛城の東に復(かえ)る無く

  今人還対落花風  今人還(ま)た対す 落花の風

  年々歳々花相似  年々歳々、花相似たり

  歳々年々人不同  歳々年々人同じからず

  寄言全盛紅顔子  言(こと)を寄す 全盛の紅顔子

応憐半死白頭翁  応(まさ)に憐れむべし 半死の白頭翁


意味は分かるよね。


特に「年々歳々花相似 歳々年々人不同」の文句はあまりに有名。

年老いてゆく哀しみを詠ったこの詩の全文を覚えたのは30になってからだ。

漆山天童こと、又四郎先生の注釈で覚えたので、現行の読み下しとは違う個所もあると思う。





高校時代に習ったもうひとつの詩には胸を躍らせたのだった。




桃之夭夭  灼灼其華

之子于帰  宜其室家



桃之夭夭  有蕡其実

之子于帰  宜其家室



桃之夭夭  其葉蓁蓁

之子于帰  宜其家人



桃の夭夭(ようよう)たる 灼灼(しゃくしゃく)たり其(そ)の華(はな)

之(こ)の子(こ)于(ゆ)き帰(と)つぐ 其の室家(しっか)に宜(よろし)からん


桃の夭夭たる 蕡(ふん)たる有り其の実(み)

之の子于き帰つぐ 其の家室に宜からん


桃の夭夭たる 其の葉は蓁蓁(しんしん)たり

之の子于き帰つぐ 其の家人(かじん)に宜からん


この詩は解説を読まないと分からないかもしれないので、下記をどうぞ。





























めんどくさいことを書いたので、ビートルズです。

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コメント

No title

色鮮やかな桃の花と老いゆく人ととの対比。実に素晴らしいです^^
諸行無常を感じてしまいます。
「桃夭」は詩経でしたか、古くから人口に膾炙される名詩ですね。

いやぁ、一週間の垢を落とすハナキンの朝にぴったりのすがすがしい記事でした。ブンジンボッカクとはかくありきです^^

No title

おぉ('∀`) 年老いてゆく哀しみを桃を見ながら実感してるshoさんの姿が見えるわ(笑)
有名なんだろうけど私は初めて読んだわ;
そしてこの記事にチョイスしたIn My Life、インテリぽい(笑)
今日は記事にゴーストライターがいるみたい

No title

のぶさん、桃の花を見るとどうしてもこれらの詩が浮かんできますよね。
ブンジンボッカクの境地になります(笑)

「詩経」ですね。
2千年以上昔の詩が、今も人の心を打つから世界文化遺産です。

現代中国では、こうした詩も簡体字にされて読まれてるんですか??

ナイス有難うございます~

No title

joeyさん、もう若くないなあ~と桃の花を見ると実感するんですよ~(泣)

有名な詩だけど、長詩なので全部覚えるのは大変。
「年々歳々花相似 歳々年々人不同」だけ覚えておけば十分です。

2番目の詩は学校の授業で習うと思う。

In My Life、こうして対比しながら聴くと、一段とジョンの天才ぶりが分かりますよね。

ゴースト~まだ幽霊なってないぞ~
ライターで煙草に火をつけたばかりなんだよ~(笑)

ナイス有難うございます~

No title

> sho*ha*ng*5さん

年年歳歳 花相似たり
年年歳歳 人同じからず

このフレーズ
大好きです。

紹介ありがとうございます。

No title

まりっぺさん、おお~そのフレーズだけでいいんですよ~
ひとつだけ。
年年歳歳・・・歳歳年年、とひっくり返るので、そこだけ注意して~

ナイス有難うございます~

No title

ぶーさん、満開の桃の花って美しいですよね。
桃源郷なんて言葉が生まれたのも分かるような気がします。

毎朝1時間は電車に座っていたので、一念発起して「唐詩選」を全部覚えようとしたんです。
結局、上巻だけで挫折し、今となっては、幾つの詩しかすらすら出て来なくなりました(泣)

ジョンは20代でこの詩を書いたんだから、やはり天才ですね。

ナイス有難うございます~

No title

こんにちは!

桃の花♪(・∀・)ノ

やはり美しいですね♪この詩を全部覚えているって凄いです。
そういう心境を儚くも咲き誇る桃の花に映す感覚は、やはり
男性的で美しい詩だな~♪と何となく読んで思います。

In My Life!

最後まで読んだ後に聴くと、この曲意外はないような印象に
変わります(笑)しかしジョンの達観したような穏やかさを
改めて感じますね♪やっぱり花を見ててキュンとなるような
感覚は、年代に関係なく同じなのかもしれないです(・∀・)ゞ

No title

ぶーさん、あ、ホントだ~(笑)
気にしない気にしない~

「唐詩選」を丸暗記しようと思い立ったのは、社会人になってから、まるっきり漢字を知らないということに気づいたからなんです。

例えば「中原に鹿を追う」という言葉はご存知ですよね。
史記にある古い言葉だけど、唐詩選では冒頭にこの言葉を使った詩が登場します。

「中原に還(ま)た鹿を逐(お)うて 筆を投じて戎軒(じゅうけん)を事(こと)とす」から始まり「人生 意気に感じなば 功名誰(たれ)か復(ま)た論ぜん」で終わります。
好きな詩でした。



しかし、浮塵子(うんか)とか、末黒野(すぐろの)を読めずに恥をかいたのが動機だったのに、こうした漢字はやっぱり読めない。

読めないのも道理で、実はこうした漢字、日本語に漢字を当てているので、漢字を勉強をしても何の役にも立たないんです。日本語の勉強をしなければダメ。
日本語の勉強をするなら、歳時記を読むのがイチバンなので、俳句の勉強も始めたんです~

No title

すっかり桜の季節でお酒もグイグイいきそうですね~^^

劉廷芝の詩の意味はもちろん分かりません^^

音楽もナイス!

No title

ゴールドさん、来週はもう桜ですよ~
花見酒絵ですね。

分からないって~ははは、そりゃあまだ若いゴールドさんに若ってたまるか~(爆)

ナイス有難うございます~

No title

nicohoiさん、そうなんですよ~そこ、自分に重ね合わせて読むから切ないのだ~

厚顔子は困ります。
国会に多数寄生して、税金をポケットマネー代わりに使い贅沢三昧してるから、腹が立ちますね。
ボクにも久兵衛の寿司を食わせろ~と毎日怒鳴ってます(笑)
食い物の恨みがどんなに怖いか、連中にはちっともわかってないんだよな。

ナイス有難うございます~

No title

な~んて知的な!惚れますよ~(人´∀`).☆.。.:*・゚

椿もたんぽぽもなんて可愛い!
shoさん素敵~♪

No title

Irisさん、おお~惚れてもいんですよ~
って、ご主人がいるからなあ

明日にはソメイヨシノの開花宣言があるかもとい言ってます~

ナイス有難うございます~

No title

( ̄Д ̄)???漢字だらけでわかりません・・
読み直してもう一回勉強します

ただ・・この曲は好きです

shoさんとどんだけ頭のレベルが違うんだろう自分(´・ω・`)
青魚食べてくる・・

No title

じむこちゃん、ははは~何を言ってるんですか~(爆)
2,3回読めば解説無しでも分かりますよ。
じむこちゃんに関係あるとこだけ解説すると、
「洛陽女児惜顔色 行逢落花長歎息」は、洛陽(当時の都・・それだけで美女を連想させる)の美女たちも、年とともに容色が衰えていく。
美しい盛りの桃の花が散る様を見るのは、自分の容色が衰えていくのを実感するようで溜息をつきたくなる、という意味です。

ナイス有難うございます~

No title

あ~ん…面倒くさかったですよぉぉぉ( ̄□ ̄;)!!
最初の桃の花があまりに可憐なのでポチしたけど
その後の漢字攻撃が難儀であったぞよ

タンポポの花を綺麗に撮るには、やはり地べたに這いつくばって撮るのがいいのかなぁ?

で、ビートルズで癒されましたよ~(* ̄∇ ̄)ノ
やっぱりビートルズはいいわね♪
🎵There are places I remember……
はぁ…ガチガチの漢字脳がゆるゆると草書のカナ文字になった気分(笑)

今日のひとこと
「すももも ももも もものうち」

No title

チロルさん、ははは~相変わらずユーモアたっぷりだなあ~(爆)
ボクは仮名文字の平安文学が読めないので、かえって漢文の方が楽なんです。
漢字はたとえ読めなくとも、字面だけで意味が取れるし。
絵画脳だから、漢字も絵として覚えるので、ほとんど苦労しないんですよ。

で、最後の追い打ち~~~!
くくくく・・・(爆)

超絶コメント、有難うございます~謝謝~笑

No title

帰国子女という言い訳をよく使うんですが、
漢文って最初見ると、すごい脳が拒否するんですよ(笑)。
でもきちんと読むと、とてもせつない詩ですね~。
なんだか桃の花をイメージしながら読むと、風に舞う桃色の花びらにかこまれるような美しいイメージでもあります。

ビートルズは著作権の関係で、こちらでは見られませんでした(泣)。

No title

Mymbleさん、漢字って、実はとても絵画的なんです。
ボクは次々に絵画脳を使って覚えていきました。
だからあんまり苦労しなかったです。

古代の中国では梅と桃の花がイチバン愛されたんです。
この詩が、日本でも1000年以上愛されているのは、師から喚起される美しいイメージと人生のはかなさが身に染みるからだと思います。

ビートルズはダメでしたか~
ここ数年、Uの著作権問題がうるさくなりましたね。

ナイス有難うございます~

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マイナーな60年代ビートミュージックと駄洒落、読書レビュー。

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